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映画監督の娘が、アルツハイマー型認知症の母との日々の暮らしを記録したドキュメンタリー「毎日がアルツハイマー」シリーズの主演女優で、映画監督・関口祐加さんの母・関口宏子さんが老衰により、10月1日午後3時26分、自宅にて永眠いたしました。享年89歳でした。

2010年1月、関口祐加監督は認知症の症状が現れ始めた母・宏子さんの介護をしようと決意し、29年間過ごしたオーストラリアより帰国。そこからスタートした、母娘二人の在宅介護生活は9年9ヶ月に及びました。

2009年より映像に収めていた母との日々の様子をYouTubeに投稿したところ、大きな反響を呼び、2012年にそれらをまとめたものを長編動画「毎日がアルツハイマー」として発表。抱腹絶倒の介護の日々が驚きと共感を持って迎えられると共に、続編を望む声が多く寄せられました。

以降、関口監督は、母・宏子さんを主演とし、2014年に「毎日がアルツハイマー2 関口監督、イギリスヘ行く編」、2018年に「毎日がアルツハイマー ザ・フィアナル 最期に死ぬ時。」シリーズ3部作を完成させ、公開。母娘の介護生活をありのままに描いた「毎アル」シリーズは、現在も全国で上映会が開催されており、日本中の介護当事者に元気と笑顔を届け続けています。

「毎アル」シリーズを通して、関口宏子さんと出会い、愛してくださった皆様に深く感謝し、謹んでご報告申し上げます。

<関口祐加監督からのメッセージ>
9月22日、89歳の誕生日を大喜びで迎えてからわずか4日後の26日、母の容態は急変しました。

私はその時の光景を一生忘れないでしょう。往診医に「病院に行かれますか。」と聞かれた母は、もう声を出すこともままなりませんでしたが、力強く手を横に振って拒否しました。

それから5日後、自分の大好きな自室で大往生を果たしました。わずかな点滴と酸素吸入の助けだけを借りて…。

あっぱれ という気持ちとリスペクトでいっぱいです。誠に見事な最期でした。

ですから母には「ご愁傷様」という言葉は似合わない。なぜなら全く気の毒ではないからです。

有言実行、かように逝きたい。何よりもそのように【死んで見せてくれた】母には感嘆しかありません。

10年間のスペシャルな時をありがとう!もうお父さん(夫)も観念してお迎えに来たんだね!

そんなところもまるっと撮影しています。
「毎日がアルツハイマー・スピンオフ」をどうぞ楽しみにしてくださいね。

関口祐加

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