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去る10月1日に、映画「毎日がアルツハイマー」シリーズの主演女優であった関口宏子さんが、老衰により亡くなりました。享年89歳。娘で映画監督の関口祐加監督との母娘二人の在宅介護生活は9年9ヶ月に及びました。映画を通して、宏子さんに出会い、愛してくださった皆様と共に最後のお別れができればと思い、この度、亡き関口宏子さんの「お別れの会」を執り行うことといたしました。

「お別れの会」とはいえ、「しんみりした会にはしたくない!」という関口監督の希望もあり、特別映像の上映と、都立松沢病院の齋藤正彦院長をゲストにお迎えしたトークイベントを実施いたします。認知症のお母様を看取られたお二人の経験を皆様とシェアし、共に考えていければと思っておりますので、ぜひご参集ください。

<関口宏子さんお別れ会 概要>

ゲスト:齋藤正彦先生(都立松沢病院院長)
◎日時:1/23(木)19:00〜(開場 18:30〜)
    19:00〜19:30
    追悼映像上映+関口監督より宏子さんの最期についてご報告
    シリーズ最新作!「毎アル・スピンオフ」特別映像の上映
    19:30~20:30
    齋藤正彦先生と関口監督の対談

◎場所:千代田区立日比谷図書文化館4F・スタジオプラス(小ホール)

◎定員:60名
※おかげさまで定員に達しました(1/22更新)

◎参加費:無料
※尚、誠に勝手ながら、御香典、供花などは固く辞退いたします。また当日は平服にてご参席下さい。

<「お別れの会」開催にあたり、関口監督からのメッセージ>
母の最期は、「毎アル」シリーズ3作の主演女優らしく、最後までドラマチックでした。

同時に死に向かう母は、とても優等生でもありました。昨年真夏の9月4日に10回目の意識不明で倒れて以来、残暑の暑さもあったのでしょう。母の容体は少しずつ、ゆるやかに悪化していきました。

今年の9月中旬ごろからは徐々に食事が取れなくなりました。水分補給と茶碗蒸しや梅干しのおかゆ。そして、果物をつぶしたもの。食は細くなっていっても、母の好物を用意し、母は、そんな私に応えるように何とか口にしてくれるという状況でした。

そんな中で迎えた9月22日。母の89回目の誕生日です。2009年より毎年母の誕生日を欠かさず撮影してきて10年目。89歳まで撮影できたことに感慨無量でした。当時は、まさかこれが最後の誕生日になるとは、思っていませんでしたが…。

母は、誕生日を終えてわずか5日後に危篤状態に陥りました。そして、最後も最後、驚くべきエピソードが!でも、ここでは書かず、お別れ会で皆さんに直接お会いした時にお話ししたいと思います。(引き延ばしてスミマセン…)

母を愛してくださった皆様と共に最後のお別れができればと、お別れ会を開催することといたしました。ささやかな会ではありますが、ぜひご参加頂きたくご案内申し上げます。また、この場を借りまして、長年の母に対する愛ある応援に深く感謝いたします。本当にありがとうございました。

関口祐加

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